“頑張らない薬膳”で
思いやりごはんをおうちの台所から。
『ブレない軸を作る』
セルフ迷子にさせない薬膳師naoです
明日は五山の送り火ですね
今年、父が他界して
初盆に納骨することになりました
今までのお盆とはちょっと違う感覚です
ごはんも
急に精進料理を作りたくなったりして。。。
そんな中、ずっと気になっていた映画を見ました
【長いお別れ】
ゆっくり記憶を失っていく父との
お別れまでの7年間。
涙あふれる、新たな愛の物語。
そう書かれていたこの映画
私の父の闘病も70歳からの7年間でした
難病指定されている大脳皮質規底核変性症
その後
認知症の症状が出てきたと診断されました
でも、こちらはゆっくりで
最後まで娘である
私と妹のことをわかっていてくれた
だからこそ
残された私たちは
心を大きく乱さずにいられたのかも知れません
面会に行くと
いつも『ありがとう』と言ってくれる父
私にとっても妹にとっても、ずっと自慢の父
子どもたちにとっても自慢のおじいちゃん
映画の中の嚥下障害、誤嚥性肺炎…
7年をかけてゆっくり変化していく様子が
あまりにもリアルに重なりました。。。
映画の中で
『緑茶が脳にいいんだって
これから毎日淹れるね』
というようなセリフがあったのですが
ー発症してからじゃ遅いのになぁー
そんな風に思ってしまう私
食事を気をつけている人でも
病気になる時はなるのですが・・・
病気になってから『何を食べたらいい?』
これは、私もよく聞かれる言葉です
正直なところ
病気になってからでは遅い
だから、日々の養生
病名がついてからそれを聞くのですか?
病名がついてからでは
食事で出来ることは限られるし
制限も多くなります
食事で出来ることは予防や養生ですから
日々の食事の中で自然に
当たり前にあって欲しいのです
日々、美味しく続けられる食事こそ
私たちが大切にすべきではないですか?
食べたもので
身体は作られるのだから
食事を気を付けているから
病気にならないということではないけれど
予防になったり軽減されたり回復が早かったり
ベースを強くすることはできるでしょう
体の不調を後回しにしたり
食事のことは気になるけどそのうちに…
本当にそれでいいですか?
防げるものは防いでほしい
私は今日、やりたいことがあったのに
久しぶりの頭痛で半日
何もできませんでした…
頭痛が
私の仕事も時間も笑顔も奪ってしまう
やっぱり、健康が一番です
やりたいことに制限がかかるストレスは
知らなくてもいいと思うのです
だから
みんなの笑顔を守るために
『食』の大切さを
私は伝えていきたいと思います
大切な人には笑顔でいてほしい
私も笑顔で過ごしたい
父のことを思うお盆に
改めて自分の使命を再確認できました
父が亡くなってから
私はまだ、ちゃんと泣けていません
本当のお別れは
これからやってくるのかもしれません