和薬膳学び舎 あさのは

大阪/北摂を中心に活動。いつもの食材で簡単薬膳料理講座・季節養生講座ご案内。丁寧な暮らしもどきな薬膳師の日常。

娘が私にくれたもの 〜二十歳を祝う式典の日に思う〜

“頑張らない薬膳”で

思いやりごはんをおうちの台所から。

『ブレない軸を作る』

和薬膳学び舎あさのはnaoです

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昨日は市で行われる

〈二十歳を祝う式典〉へ出席する娘のため

朝からあれこれと段取りをしていました

 

振り袖は

私と妹が祖母に買ってもらったものが

それぞれにあるのですが

その二つの振り袖が

今はどちらも娘のものになっています

娘はこのお着物が大好き♡

と言ってくれます

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祖母が誂えてくれたものを

母から娘へ

時代が変わっても輝きを放つもの

 

娘が生まれた時

私がプレゼントしたものがあります

20歳になるまで

“使い続けられるもの”

そう考えてつげ櫛を買いに行きました

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小学生までは

毎朝、私が髪をとかして

長い髪を結んであげていました

 

中学生になった時

このつげ櫛を本人に渡しました

そして

昨年の20歳の誕生日に

私も

20年の節目の記念として同じお店で

新しいつげ櫛を購入したのです

(京都 十三屋)

 

20年前は

7月生まれの娘に葡萄の柄を選びました

あまりない柄なので

娘も私もとっても気に入っています♬

 

並べてみると

20年の歳月が出ていますね

 

娘の人生の半分は

重度のアトピー性皮膚炎と喘息

言葉にできない

どんな言葉を使っても軽すぎるから

 

病気や不調は

自由を奪います

それを十分に知っているからこそ

とにかく“食事”を大切にしてきました

 

自分の身体を大切にしなければいけないことも

健康を維持する大切さも大変さも

知っている

 

本人も、家族も

全員が健康でいることが

どれだけ大切か

 

私の仕事は

娘が与えてくれたものなのかもしれません

 

本人はもちろんですが

看病する側のケアがどれだけ大切かも

私は記憶に蓋をしてしまうほどの

経験をしてきました

 

今の私の経験と知識とテクニックがあれば

20年前の私も救える

そんな風に思っています

(当時の血圧78-48)

 

でも

それは不可能だから

私の役目は

次の世代へ伝えることなんです

 

 

女性を笑顔にするための講座

今年も

たくさんの笑顔と出会えるように

頑張りたいと思います♡

 

娘がくれた私の人生のテーマだと思って⭐︎

 

おかげさまで娘は

今ではアトピー性皮膚炎だったとは

気づかれることがないくらいです