〜7月開催の親子料理教室メニュー〜
7月に開催された親子料理教室では
夏野菜をテーマに
トマト、ピーマン、キュウリ、ナス
これらを使ったメニューの
ご依頼を頂いていました
今年で3回目なので
今までのメニューとかぶらないように
レシピ作り!
今回は
*夏野菜パエリア
*夏野菜たっぷりスープ
*キュウリのリボンサラダ
*トマトシャーベット
旬のお野菜には
旨味も栄養もたっぷり詰まっているので
調味料は最小限で
とっても美味しく仕上がります
ご参加頂いた保護者の方々には
『子どもに説明するときの言葉がわかりやすいです』
『あんな風に言えばいいんですね』
『コンソメ使わなくていいんですか⁉︎』
『このまま放っておいていいんですか⁉︎』
『すごく美味しいです♡』
『ウチの子、いつも茄子は食べないのに美味しいって言って食べてます!』
『うちでも作ってみます♪』
などなど…
簡単で美味しくできる調理法や
子どもたちへの言葉かけを
喜んでいただきまして
一緒に楽しい時間を過ごさせていただきました
調理中は
お子さまの指導はもちろん
おウチでも安全に
スムーズに作っていただけるように
保護者の方へも
『このようサポートしてあげるといいですよ』
と、ポイントをお伝えして回ります
子どもたちは
自分で作った達成感もあり
みんな
『美味しい!』
『これ、嫌いなんだけど食べられた!』
『帰りにトマト買って帰ろう♪』
とキラキラした目で報告してくれます
その笑顔を見られるのは
この仕事の醍醐味です
このような本番の日を迎えるまでに
私がすることは
依頼されたメイン食材に合わせて
その他の食材をピックアップ
主食からデザートまでの組み合わせを決める
試作を繰り返し
味を決めて、盛り付け方…
と順番に決めていきます
そして
ここで何よりも大切にしていることは
子どもたちが作りやすいこと
大人の常識で教えようとすると
子どもの小さな手や
弱い力では難しいことも多々あります
野菜の切り方や調理の順番
道具選びまで
子どものからだと
力に合わせるのが大切です
ここは
長年、子ども料理教室で指導してきた
経験をもとに組み立てていきます
これまでに指導してきた子どもたちの
延べ人数は1000人以上…
私にたくさんの経験と
やりがいを与えてくれた子どもたちに
とても感謝しています
だからこそ
これからも
お料理したいという気持ちがある子どもたちに
自分で作れるようになる指導を続けていきたいと思います
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さて
おうちで子どもと一緒にごはんを作る時…
かかわる大人が自分は料理を作れるから
子どもにも教えられるかと言えば
必ずしもYESではないのです
私が栄養士会で親子教室を担当していたころ
どこまで手と口を出していいのか
いつも自問自答
反省の日々でした
でも
恩師との出会い…
目的がハッキリしていれば
周りがすることは
必然的に決まってくることを学びました
そして
インストラクターの資格講座を
受講している時のこと
料理教室のテーマを考えて
導入を作り、
一汁二菜の献立のレシピと
進行表を作って提出するという
課題がありました
私は夏野菜をテーマに
導入の始まりは
『みんな、夏のお野菜といえば何かな?』
と、問いかけるところから始めました
そこで
ストップ⚠︎がかかります!
先生:『そもそも、その子どもたちに季節の概念はあるの?』と。
対象は、2〜12歳だったので
『5歳までの子どもたちだったとしたら…?』
春・夏・秋・冬
区別がついているとは限りません
季節の区別がついていない子どもたちが
夏の野菜を答えられるでしょうか?
何が言いたいかといえば
大人の常識が子どもの常識ではない
ということです
私たち大人は
そこに気づいていることが1番大切です
それに気づいていない大人の指導は
子どもたちを混乱させます
もっと具体的に言うと
包丁は切れる場所と切れない場所があります
刃の部分
大人は当たり前に知っていますが
初めて包丁を持つ子どもたちに
刃の部分に触ると
自分の手も切れると言うことを
説明しないまま持たせてしまうと
どうなると思いますか?
怪我をします…
そんな時
教えていた大人が
つい口にしてしまう言葉が
『なんで触ったの⁉︎』
それは、
最初に説明していないからです
ウソみたいだけど
こういうことが本当に多いのです
子どもが失敗するのは
教えている大人のせい!
私は
子どもが失敗するのは
大人の段取りが悪いからだと
教えて頂いた時
心の底から納得しました
子どもたちに成功体験をさせてあげたい
五感を使って
自分で発見し
体験と経験を積み重ね
自己肯定感を積み重ねて
心豊かに育ってほしいと願います
夏休みには
子どもと一緒にお料理する機会も
少なからずあることでしょう
ぜひ
大人の常識を取り払って
子どもの目線に合わせて
丁寧に説明してあげることから
初めてみてくださいね
親子間では
なかなか難しいかもしれませんが
まずは
道具の使い方を説明することから
初めてみませんか?