和薬膳学び舎 あさのは

大阪/北摂を中心に活動。いつもの食材で簡単薬膳料理講座・季節養生講座ご案内。丁寧な暮らしもどきな薬膳師の日常。

お味噌作りと罪悪感

“手前味噌”

昔は、各家庭で味噌を作っていて

自分の家の味噌が美味しいと

自慢し合ったことからできた言葉だそうです

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“頑張らない和薬膳”で

思いやりごはんをおうちの台所から。

『ブレない軸を作る』

和薬膳学び舎あさのはnaoです

 

今日は子育て中のママの気持ちについて

とても共感したので

そのエピソードをお伝えしますね

 

 

皆さんはお味噌をおうちで作られますか?

 

私は作っていると思われがちだし

当然作ってるよね

と言われることも多いです

 

でも、作ってない☺︎

 

子どもたちの料理教室では

味噌を作る工程や出来上がっていく様子

できたものでお味噌汁を作る

ということを体験してもらうために

レッスンしています♪

 

最近では

お味噌作りのレッスンも人気がありますよね

 

そんな中で

ちょっと苦しい気持ちになっている

ママたちがいることを知りました

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その方々の気持ちをお聞きして

私にもそんな時期があったなぁと

胸が苦しくなりました (。•́_ก̀。)…

 

なんでも“手作りはいいもの”

というような社会の雰囲気があって

周りのママたちが

味噌を作っている中

自分だけがしていないと

『私は良いママじゃないのかな』

そんな気持ちになってしまう…

なんとなく手作りしない自分に

罪悪感を持ってしまう

そう言われました

 

週末にも

親子教室に参加されていたママが

『お味噌は、まだ作れてないんです…』

と、申し訳なさそうに言われました 

 

どちらの方にも

『私は作ってないですよ

 お味噌はプロにお任せです!』

そう言って理由までお話しすると

ホッとされて

 

『そうなんですか?naoさんも作ってないんですね、安心しました』

 

『いいですよね、私もそうします☺︎』

と、明るい表情へ早変わり

 

それぞれに、負担になっていたんですね

 

そんな風に罪悪感を持ってしまうほど

一生懸命にお子さまと向き合っているのだから

そこにフォーカスしてくれる人が必要です♡

 

女性の場合は特に

時間、体力、気持ちまで

自分のことを後回しにしがち

 

だから

やりたくないことや苦手なことを

無理にやる必要はない

そう思うことが大切ですね♡

 

 

お味噌作りをするのが良いとか悪いではなく

作りたい人は作って

作りたいと思わないのなら作らなくていい

それだけのことかな、と思います

 

私が家で作らない理由は

①発酵させる場所の確保が難しい

②手間暇かかるけど

家庭で作る量は、あっという間に無くなる

という理由です

 

我が家の場合は

梅しごとで、梅を10kg以上購入するし

この梅干しのための場所の確保は必須で

これが最優先ということです

梅干しは

1年寝かせる間もなく消費されるので

もっと場所が欲しいくらいσ(^_^;)

 

それなら味噌は

必要な分だけ買ってくる方がいいし

プロにお任せしようと思いました☺︎

 

子育て中には

自分の価値観を優先するのが

難しい時もあるけど

今思えば

わざわざ合わせる必要なかったなぁとか

自分の気持ちを優先させたらよかった

などと思うことも少なくありません

 

女性が無駄な罪悪感を持たなくていいように

もっと自分の気持ちや

からだを優先させられるようになって

笑顔でいて欲しいと思います

 

20年前の私にも伝えてあげたい ꒰* ॢꈍ◡ꈍ ॢ꒱.*˚‧

 

だから

講座の中では

食材効能や養生法に

体験談を入れながらお話しています

微力ながら

女性たちの気持ちを楽にしてあげられる

そんな講座を続けていけたらと思います♪