東日本大震災から10年
この1年前に私は仙台から大阪へ
生活し見慣れた景色が
見たことのない景色へ変わっていく
友人たちの助けになりたくても
何もできない無力さを痛感しました
それでも何か私にできることは…
物資も行き届かない中なので
家にある食材を聞いて
できるだけ水を使わず汚さず
今あるもので何を作れるか
私は友人に献立の提案やレシピを送りました
震災の時こそ
食べ慣れた食事をすることが大切だからです
あれからは普段から
ポリ袋を使った料理や
缶詰や乾物を使うことを意識するようになりました
私自身は阪神淡路大震災を経験しています
当時、寝ていたのは背の高い本棚の前
あの時、本棚が倒れていたら
たくさんの本とガラスの下敷きになっていたでしょう
そのことがあってからは
家具の形や置き方など
気をつけてきたことがあります
・食器棚は引き戸にする(オープンだと食器が飛ぶことがある)
・家具は低いもの
・寝室の壁には何も飾らない(寝て居る時は無防備だから)
・各部屋にLEDヘッドライト(両手が使えるように)
普段から防災を取り入れることの大切さを
自分自身や家族で考えることは必要ですね
食では
乾物や缶詰を普段から使っておくといいと思います
被災した時ほど
いつもと同じ食事をすることが
心を守ることにもつながるからです
先月の
グランフロント大阪Panasonicくらしの大学のイベントでは
冷え対策の薬膳講座で
私もレシピを発表させていただきました
テーマは『冷え』ですが
防災クッキングとしても活用できるレシピです
鯖缶を使ったトマトソースで
パスタやニョッキに合わせたり
バケットにのせたり、スープにもなり、冷凍もできます
フライパン1つでできるのも良いところです
今日をきっかけに
防災クッキングレシピもレパートリーを
増やしていって
次の世代へちゃんと伝えていこうと思います